栗本薫死去 グイン・サーガ未完

昨年、氷室冴子さんと野田昌宏さんの訃報を見たときもショックだったが、これはもっとショック。昨日、5/26になくなったとのこと。

グイン・サーガとの出会いは、「クリスタルの陰謀」（８巻）。

クリスタルの陰謀―グイン・サーガ(8) (ハヤカワ文庫JA)

つたない記憶では、図書館に何故か１冊だけあった。それを借りて読んだ。あの頃は、毎週のように図書館に通ってたっけ。当時、２１、２巻まで出ていたと思う。１巻「豹頭の仮面」はすでに改訂版だった。８４、５年の頃だ。

一時期かなりはまって、イメージアルバムのレコードまで買った。好きだったのは陰謀編、「サリアの娘」「黒曜宮の陰謀」や「運命の一日」といったあたり。「サリアの娘」の表紙のグインはかっこよかった。余談だが、当時同じようにはまっていたブラックオニキスが、雑誌広告で画面キャプチャを載せていたのだが、キャラクター名が「GUIN」「Linda」．．．てな感じだった。

サリアの娘―グイン・サーガ(20) (ハヤカワ文庫JA)

さて、歳のせいか、さすがにここ何年かはついていけなくなってしまい、９０巻前後で挫折しているが、嫁さんにみつからないように、実家に帰って陰謀編くらいまでを回収してこよう。
グインだけでなく、「ぼくら」「伊集院大介」「トワイライト・サーガ」「レダ」「心中天浦島」「時の石」．．．あたりも再読してみよう。ついでにオリーおばさんの肉まんじゅう、買いに行こう。

「豹頭王の花嫁」、読めずに終わってしまったが、誰か受け継ぐのだろうか。でも、それじゃあ、グインじゃないか．．．

栗本先生のご冥福をお祈りいたします。

中島梓名義の好きな本。「コミュニケーション不全症候群」もおすすめ。

コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)