おおおばあちゃん

祖母、子供らにとっては曾祖母が、今日亡くなった。

1915年10月4日生まれ。98歳。

ここ数年は、同じことを繰り返し言う、自分ら孫たちの区別がつかなくなりつつあったが、昨年、転んで脚を骨折してから急に何もかもがわからなくなってきた。お正月に話したときも、誰と話しているのかわからないみたいで同じ話を繰り返していたが、曾孫の習字の写真を見せたら、急に真顔になって感心してた。

それが最後の思い出。

私は初孫だったので、毎日のように祖母に会っていた。毎日、家に遊びに来てくれたので、一緒にお風呂に入ってた。祖母の家に遊びにいくときは、飴(といっても氷砂糖)をいつももらってた。小学校のときは、毎週金曜日に家に遊びに来て、帰りがけに私をスイミングに送ってくれた。小学校2年生のときの祖母の誕生日、66本のロウソクがケーキにたてられなかったので、右に6本、左の6本で66歳のお祝いをしたっけ。

いつのころからか疎遠になってた祖母だけど、結婚を機に再び会うようになった。初曾孫を喜んでくれたのは8年前。長男坊は一年ほど前に会った曾祖母、おおおばあちゃんを覚えているらしい。 今年のお正月に会いに行ったときは、子供ら3人ともお昼寝に入ってしまったので起こさなかった。ちゃんと顔を合わせなかったのを後悔してる。

天国でゆっくり休んでください。