阪急電車


新聞の書評で見て気になっていたのだが、ブックオフで見つけたため購入。
阪急電鉄今津線の各駅(宝塚、宝塚南口、逆瀬川、小林、仁川、甲東園、門戸厄神西宮北口)を舞台にした短編。各短編の主人公が、別の短編でちらりと姿を見せたり、脇役で登場したりと、人生を交錯させつつ、ストーリーは進んでいく。宝塚発西宮北口行きの電車は、終点につくと折り返して再び宝塚駅へ。その後の彼、彼女の人生が味わえる。


各駅停車の電車に乗っているちょっとした人生の瞬間のドラマを描いたこの本を読んだら、今津線に乗って散歩をしてみたくなってしまった。



阪急電車

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